国際シンポジウム「東アジア文化交流―画像を中心に」が開催された。国内外の二十人近くの学者及び東亜研究院、東方語言文化学院の院生たちがシンポジウムを参加した。
画像が東アジア文化のベクターとして東アジア地域で文化伝播に影響しているので、学者たちは各自の研究分野の目から、東アジア地域における画像の伝播、伝承及び変容などのことを巡って多角度的に解読した。
西北大学文学院の高兵兵教授は「絶海中津の詩と絵画」のテーマで絶海中津の詩と絵画による杭州風物の日本での流行りについて紹介した。早稲田大学の吉原浩人教授は「『聖徳太子絵伝』衡山取経片岡山飢人譚図像表現の変遷と中世太子伝」をめぐって日本の聖徳太子の転生について再検討した。仏教画像は従来の研究重点だから、本シンポジウムで早稲田大学文学学術院の山部能宜教授による「観経変相MG..17669とДx316の比較研究」、龍谷大学の安藤章仁講師による「親鸞寿像のイコノグラフィ」及び独協大学の菅原正子講師による「地蔵院所蔵騎馬武者画像の服飾と中国絹織物について」の発表もあった。また蔚山大学日本語日本学科の魯成煥教授は「韓国で栄えた日本の画像―花札と花闘―」をめぐって伝統的な国民文化の角度から画像文化の持続的発展について解読した。浙江工商大学張新朋助教授と姚瓊博士はそれぞれ「敦煌トルファン出土蒙学文献の綴合と研究」、「古代中日天狗イメージの研究」をめぐって、文献学及び民俗学の角度から東アジアの画像の研究に示唆を与えた。
シンポジウム後、出席者たちが寧波に行って歴史的仏教遺跡の天童寺、阿育王寺を考察した。
提示:
本シンポジウムにおける研究発表は多岐に渡ってハイレベルにも達しました。東アジア文化の伝承と研究を発展させる価値に富むため、来年の韓国蔚山大学における学術シンポジウムは引き続き画像を研究テーマにして開催される予定です。関心をお持ちの方はぜひ、ご参加いただければ幸いです。
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