米国とフィリピンは26日、ワシントンで国防・外交両当局の次官級協議を行った。比国防省によると、合同軍事演習の回数を年1回から増やすほか、比国軍基地での米艦、米機への補給を進めることで基本合意した。南シナ海での中国の軍事力増強の動きに対応しようとの狙いだ。
「米艦が我々の領海を定期巡航すれば、我々は外国(中国)の領海侵犯を防げる」
中国軍の度重なる「領海侵犯」に悩まされるフィリピンのガスミン国防相は27日、マニラで記者団に述べた。中国と比の領有権主張が対立しているスプラトリー(南沙)諸島近海では昨年12月にも、比の主張する領海を中国軍艦が航行したばかりだ。
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