2011年7月29日,浙江工商大学东亚文化研究院与早稻田大学日本古典籍研究所共同举办“东亚的汉籍遗产——以奈良为中心”学术研讨会,在此基础上双方合作出版了这部论文集。
论文集由为河野贵美子与王勇联合主编,分“遣唐使的往来与经济交涉、政治状况”、“神话、历史的叙述与汉籍”、“汉诗文与汉籍”、“汉语与汉籍”、“思想、信仰与汉籍”5个部分,共收入16篇论文。
该论文集获得早稻田大学出版资助,2012年7月由勉诚出版社出版发行。
【目录】
序言 河野貴美子
Ⅰ 総説―遣唐使の往来と経済交渉、政治状況
ブックロードと東アジア通貨―奈良時代における遣唐使の求書資金を中心として― 王勇
『続日本紀』編纂と安史の乱―年号制定記事を中心にして― 新川登亀男
Ⅱ 神話、歴史の叙述と漢籍
擬漢文体の〈日本建国神話〉―『日本書紀』〈神代史〉の構想― 松本直樹
記紀に利用された典籍―出典論の研究史と展望― 瀬間正之
「古代日本」の留学者たち―「学生」「学問僧」― 泉 敬史
八世紀初頭の日本の文筆にみる『五経正義』の受容 高松寿夫
『粟鹿大明神元記』の写本系統 鈴木正信
Ⅲ 漢詩文と漢籍
『懐風藻』序文の性格―「旒纊無為」「巌廊多暇」について― 李満紅
大津皇子の「臨終一絶」と陳後主の「臨行詩」―江為の「臨刑詩」との関連を中心に― 葛継勇
「南山」考―長安終南山と奈良吉野山を中心に― 高兵兵
慶滋保胤の奝然入宋餞別詩序考―白居易・元稹詩文との交響― 吉原浩人
Ⅳ 漢語と漢籍
奈良時代の辞書『漢語抄』及びその収録語彙について 林忠鵬
善珠撰述仏典注釈書にみる漢語読解の方法―憬興撰述注釈書との比較を通して― 河野貴美子
Ⅴ 思想、信仰と漢籍
古代東アジアにおける歳時節日の内部構造 劉暁峰
祇園精舎の投影―東アジアの漢籍におけるスダッタ長者― 藏中しのぶ
奈良時代における仏典の伝写と読誦―『日本霊異記』中巻第十九縁を手がかりとして― 増尾伸一郎
あとがき 王勇
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