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足利義満創建の「鹿苑院」跡か 京都で遺構発見
( 来源:  发布日期:2012-01-20 阅读:次)
室町幕府3代将軍・足利義満(1358~1408)が創建した「鹿苑院(ろくおんいん)」の遺構が、同志社大の今出川キャンパス(京都市上京区)で見つかった。建物は江戸時代の古地図に記されていたが、研究者は「存在が初めて裏付けられた」と説明する。同大が24日、発表した。  同大によると、鹿苑院は大学に隣接する相国寺(しょうこくじ)の塔頭(たっちゅう)として、義満が1383(永徳3)年に創建した。義満の禅の修行場に使われ、当時の有力な禅寺「京都五山」(天龍寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺)を統括する役割も担ったとされる。  今回、建物の柱を支える「根固石(ねがためいし)」を6カ所で確認。それぞれ拳大の石が直径約1メートルの円状に敷き詰められており、鹿苑院の仏堂跡とみられる。周辺からは、器の底に「鹿」と書かれた瀬戸焼も見つかった。その形から14世紀末ごろの製作とみられ、鹿苑院の創建時期とも一致。鹿苑院が当時からこの地にあった可能性が高まったという。  同大はキャンパス整備に伴う発掘調査を8月から始め、来年3月まで続ける。鹿苑院には義満の墓もあったと文献にあり、同大歴史資料館の浜中邦弘講師は「戦乱で破壊されていなければ、今後の調査で墓石の発見も期待できる」と話す。(渡辺秀行)
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